第30章 いざ開戦!!
一時的だが、私達は地球と同盟を結んだ。
あちらの条件は、国を・・・・・江戸を護りきるというもの。
こちらの条件は、警察組織を自由に動かすことのできる権利と、攘夷浪士共を利用できるというものだ。
攘夷浪士を集めるのは容易いことだった。桂、銀時、晋助、それに私の名前を使えば一発で集まった。
そして快援隊の方も順調だ。武器も着々と私達の元に手に入ってきている。
そして・・・・・一番大変なのはこれからだ。
警察組織の重役・幹部達を集めての会議。
これが一番面倒だ。家柄やコネで上に上がった者が多いとは聞いている。が、佐々木や松平様、それに真選組の幹部達となると・・・・・・頭が痛くなる。
佐々木には裏を読まれないようにしなければならないし、松平様を怒らせるのも避けたい。信女にも注意が必要だし・・・・・・近藤さんはバカ正直だし、トシは何か・・・・嫌だし、総悟はどうでもいいとして・・・・・
『あぁぁぁぁぁ~・・・・・憂鬱・・・・』
神威「まったくもって威厳のない声出さないでよ。なめられるよ?」
『うっせぇ・・・・・わかんねぇだろーが、この倦怠感』
神威「適当に終わらせればいいだろ?」
『それが出来れば文句なしなんだけどな・・・・』
私達は二人で会議室までの廊下を歩いていく。
何故、神威と行動を共にするのが多いのか疑問になるかもしれないが・・・・・・この男は放っとくと何しでかすかわからないので、傍に置いておくのが一番良いからだ。
いつもの格好ではあるが、なんとなく違和感を感じる。
地球でこの姿で居ることはほとんどなかったからだろう。
私達は会議室の扉を開いた。