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苦しみの中の幸せ Part2  (銀魂 土方落ち)

第30章 いざ開戦!!



神威「あれ?ホントに高杉も捕まってたんだ」

神威は面白そうに晋助に近づいていく。私はそんな神威の首元を引っ張った。

神威「!?」
『やめなさい。喧嘩になるでしょ』
阿「それ・・・・姐さんが言えるセリフじゃねぇよな?」
『何か言った?阿伏兎ォ・・・・・・』
阿「何でもねェっす」

私はそのままの状態で上様を見た。

『こうなってしまっては・・・・・もう選択の余地はないかと?』

上様にそう言うと、考え込んでいる。

『考えている暇があるなら、さっさと決めてください。このままこの国をあいつらに奪われるか、私達と手を組むか』

まさに究極の決断だろう。
悩んでいる上様に、佐々木が近づく。

佐「どうなさるおつもりですか?」
茂「・・・・・・・・」
近「上様!!まさか手を組むつもりで!?」

近藤さんも寄って行く。私はその二人を睨んだ。

『お前らには聞いていない。一国の主として、この程度の決断・・・・・迷うほどではないと思うが?』

上様は二人を手で制し、私の前に手を差し出した。

茂「勝算は・・・・・・・」
『なければこんな無謀なことしませんが?』
茂「それを聞いて安心した」
『一時の同盟ってことでいいですね?』
茂「ああ・・・・・・国を・・・・江戸を頼む」
『わかっています』

私は上様の手を取った。
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