第30章 いざ開戦!!
銀時side
まさか本当に瑠維の言っていた通りになるとは思っていなかった。つい最近、瑠維が家に来た。協力してほしいとの頼みだった。まぁ・・・・・・何もしてやれなかったから・・・・・それぐらいの事は協力する気でいた。
それが仇となり、今江戸城で殺されようとしている。
目の前の男は夜兎。抗っても勝ち目はないだろう。
それどころか、俺の周りには、将軍様にそよ姫様、それに見廻組局長、佐々木と副長のドS女、西郷に、次郎長、平子、ゴリラとマヨラーにドS王子も居た。
そして驚くことに・・・・・
銀「なんでてめえらが居るんだよ!?ヅラ!それと・・・・高杉!!」
これは同窓会ですか?何?攘夷時代の同窓会なの?
桂「仕方がないであろう。傭兵部族に勝てるはずなど無い。だが俺も確かにそう思う・・・・・何故貴様が此処に居る!?高杉!?」
高「うるせぇ奴らだな・・・・・・・この顔触れ見て気付かねェのか?」
俺は周りを見渡すがさほど感じない。
すると、黙っていたニコチンマヨ野郎が口を開いた。
土「瑠維と面識がある奴・・・・・・・」
銀「あ・・・・・・確かに・・・・・」
接点がないように見えるが、全員繋がっているのは瑠維の関係者。
「その通りだ」
「あの女と関わったこと・・・・・後悔するがいい」
夜兎の男たちはニヤニヤしながらこちらを見ている。
銀「へぇ・・・・女一人にそこまで徹底するなんざァ・・・・ビビりな野郎だな?それでもついてんのか?」
夜兎の男どもは口々に反論してくるが俺は聞こえない振りをする。
「フン!この女の体で解らせてやろう!!」
一人が平子の腕をひいた。
平子は抵抗するが、夜兎二人だ。ビクともしねぇ。
「我ら点心に牙をむいたこと、後悔させてやる!」
と悪役丸出しのセリフを言う。
若干気付いていたが、下の階が騒がしい。
なんとか時間を稼がねェと・・・・・
銀「女よりもオカマの方がいいんじゃねェの?」
「貴様!ふざけてるのか!?」
少しずつ・・・・・近づいてくる。
この足音は・・・・・間違いねェ・・・・・あの宇宙一バカで、恐いもの知らずで、自己犠牲型のとんでもねェ女が・・・・
そこで障子が切られ、深い海のような色の髪が見えた。
銀「よぉ・・・・遅かったなァ、瑠維」