第30章 いざ開戦!!
そして私達は今、江戸城正門前。
まぁ警備は徹底してあるが・・・・・・それほど多くはない。
『三人で突っ込むのは容量悪いね・・・・・・まずは阿伏兎が一階を喰いとめる。で、神威がニ階を、私はそのまま突っ切って行く』
阿「案外楽な所だな」
神「終わったら姉御の所に合流ってところだね?」
『そう!全員ブッ殺していいから』
その一言に神威は眼を輝かせた。
そして私達は堂々と正門に立つ。
「貴様ら!!殺されたいのか!?」
「ここをどこだと心得る!!ここは・・・・・」
警備の一人は言葉が続かなかった。なぜなら私が・・・・・
『これから真っ赤に染まる地獄で~す』
斬り殺したからだ。
神「お~!姉御速いな」
阿「さてと・・・・・行ってくださいな。後は俺がどうにかしますから」
阿伏兎が大群に向かって行く。いつの間にか増えていたのだ。
『神威!行くよ!』
神「もう出発してるよ~」
私達は阿伏兎に眼もくれずに走り去って行く。
阿伏兎なら余裕だろう。
雑魚共を一撃で仕留めながらニ階への階段を上がって行く。
神「ここは俺が担当だよね?」
『任せる!!』
私は神威の横を通り過ぎる。
そしてそのまま三階の階段を駆け上がる。
大量の敵が向かってくるが、私は最小限の動きで相手を仕留めて行く。抜け目がないように確実に。
上へ向かうに連れて敵が減って行く。
『楽すぎる~!!』
私はそして目当ての部屋に辿りつく。
中からは怒鳴り声が聞こえてくるが、無視をする。
そして私は刀でしょうじを切り裂いた。
『こんちわ~。宣戦布告に参りました~春雨が提督で~す』
中々間の抜けた声だ。それと比例するように私はニカッと笑った。
『はじめまして?点心どの』
中には夜兎らしき男が二人いた。