第28章 団子は地球の文化です!!
何を血迷ったかは知らないが、神威が近藤さんを壁に向かって投げつけようとした。
『ハァ!?ちょっと何やってんのよ!?』
私は体を動かせ、足で壁につっかえを作り、両手で近藤さんを受け止めた。
『うげ!!壁が・・・・』
足をつけていた壁が衝撃に耐えられず崩れていく。
私は何とか受け身をとった。近藤さんは気を失ってはいるが、体には怪我ひとつない。
『よかったぁ~』
私は近藤さんをその場に寝かせ、神威達の方を見た。
すると・・・・・
『神楽ちゃん・・・?』
神威と戦っている神楽ちゃんの動きが先ほどまでとは違う。
獣に身をゆだね本能のままに戦っている。
『鎖が・・・・ちぎれた・・・・か』
ここで止めると何をいわれるか解ったもんじゃない。
『もう少し・・・・みていようかな・・・・』