第28章 団子は地球の文化です!!
山崎side
旦那のところのチャイナ娘は春雨の第七師団団長と面識があるようだ。
神楽「瑠維を返すヨロシ」
神威「さっきからそれしか言わないけど・・・・・弱い奴には姉御は渡せないヨ?」
神楽「この猿どもは弱くとも、銀ちゃんは違うネ。銀ちゃんのことは瑠維が一番よく知ってるからな!!」
猿?俺ら猿なの?確かに旦那は強いけど・・・・・沖田隊長も副長も・・・・局長だって強い。
ていうか瑠維さんってそんなに強かったわけ?
神威「銀髪のお侍さんのこと?・・・・確かに姉御はあの人によく懐いてるよね。でもあのお侍さんよりも、姉御は高杉によく懐いてるけどな」
神楽「高杉!?なんでアイツに・・・」
神威「古くからの馴染みだからじゃない?姉御が心を許してるのは、俺と阿伏兎と・・・・・高杉ぐらいのものでしょ」
高杉ィィ!?なに?瑠維さんってそんな人とも面識があったの!?何者なんだよあの人!?
神楽「銀ちゃん・・・・瑠維が居なくなってから極端に元気がないアル。だから瑠維に帰ってきてほしいネ!」
神威「俺が姉御を手放すわけないだろう?」
神楽「そんなのわかってるアル!!だからこそ力で・・・・・奪い取る!!」
そう言うとチャイナ娘は男に向かっていく。だが、簡単にあしらわれてしまう。
まるで大人と子供の喧嘩のように・・・・・
神威「そうだ!阿伏兎から聞いたんだけど・・・・・お前って覚醒したんだってね?」
男はそう言うと、楽しそうに手を打った。
その顔は笑顔ではあるが恐ろしく不気味だ。
男はそのままの笑顔で局長の横に立ち、局長の頭を鷲掴みにする。
神威「それ、俺にも見せてよ」
局長を片手一本で持ち上げる。
神楽「や・・・・めるアル・・・・」
そしてそのまま男はむこう側の壁に向かって局長を投げつけた。すさまじい音がし砂埃で局長の体が見えない。
沖「近藤さん!!」
土「てめえ・・・・・!?チャイナ娘!?」
副長の声でチャイナ娘の方を見ると、そこには眼を大きく見開き、ただならぬ気配を発しているチャイナ娘がいた。
神威「アハハ・・・・それがかぁ・・・・」