第28章 団子は地球の文化です!!
神威side
姉御が行くと、俺は団子を追加した。
ここの団子は案外美味い。姉御に教えてもらった店に外れはない。
神「にしても・・・・・」
真選組っていうのは案外追跡が上手いようだ。
俺の方に4人、姉御に5人。バラバラに分かれていた。
最初は気づいていなかったが姉御が行ってからわかったのだ。
俺は運ばれてきた団子を頬張りながら真選組の隠れている方に話しかける。
神「バレバレだって・・・・そんなんじゃ、姉御だって余裕で気づいてるよ?真選組の人達?」
そう言うと、男が4人現れた。
姉御から話はよく聞いていた。なのでなんとなく、誰が誰なのかはわかる。
といっても姉御は、俺らにとって利益になることなどは言わなかった。
神「え~と・・・・一番隊隊長の沖田総悟に、鬼の副長の土方十四郎。局長の近藤勲と・・・・監察の山崎退・・・・だったっけ?」
近「何故俺たちの名前を知っている?」
近藤?は俺に刀を突きつける。
神「姉御に聞いてるからね。にしても見るだけで誰だかわかるなんて・・・・姉御の説明能力はすさまじいもんだ」
俺は団子の串を口に咥えたまま言う。
近「将軍暗殺容疑で逮捕する。おとなしくしろ」
へぇ・・・・馬鹿だってきいてたけど・・・・・こんなにいかつい顔できるんだ。
『あ~あ・・・・姉御から何も言われてなきゃ全員殺しちゃうのに』
怖いからな・・・・姉御
『姉御に言われてるんでね。だれ一人殺すなって。それ破ったら、俺が殺されるし。』
沖「それは随分なご命令だな」
『君が沖田か・・・・・ほんとにこんなのが強いのかな?』
俺は立ち上がった。
すると、めんどくさいのに見つかった。
神楽「神威!?」
神「うえ・・・・・」
神楽は傘を取り、俺に向かってくる。
沖「何やってんでィ!!チャイナァァ!!」
神楽「こんのクソ兄貴ィィィ!瑠維を返すヨロシ!」
俺は神楽の蹴りをかわすと、逆に傘で殴る。
神「弱い奴には興味ないって・・・・前にも言っただろ?神楽」
神楽「バカにすんなよ。お前なんかに負けるわけないアル」
神「めんどくさいな・・・・」