第28章 団子は地球の文化です!!
神「にしても姉御ってさ、交渉とか上手だよね」
神威は残りの団子を頬張りながら言った。
・・・・それ、私の団子・・・・・
神「さすがは悪名高き、春雨が提督ってわけだ」
いや・・・・私の団子・・・・・
神「そんな姉御が・・・・・何で団子一つに怒ってんのさ」
『こっちは割り勘って時点で怒ってんだよ!!それを何!?人の団子食いやがって!!』
私は神威に掴みかかる。が、神威は笑ったままだ。
神「そんなに言うなら・・・・・いる?」
口を開け、中の団子を見せてくる。
『うえっ!気持ち悪ッ!!』
私は手を放し、立ち上がった。
『ちょっと駄菓子屋に行ってくる』
神「俺はもうちょっと頼もう」
『・・・・もう好きにしたら・・・・』
私は無性にう●い棒が食べたくなり、駄菓子屋に向かった。
そこでう●い棒だけでなく、色々買うとおまけをもらった。
『大量大量っと』
ご機嫌で甘味所に向かっている時、私は誰かに見られていることに気が付いた。
『・・・・追手・・・・か』
私は駄菓子を無理やり口に押し込み、小走りに神威のもとに向かった。
後ろを少し見ると・・・・・・見廻組ではない。
黒い制服。
真選組であった。
『・・・・一番会いたくなかったのよね・・・・』
そうぼそりと呟いた。