第25章 ありがとう。って何か寂しくない?
私のしたいこと・・・・・それは、銀時の無事を確認すること。
考えた通りに物事は運んだ。
天導衆が定々を良き人形としていたことは重々理解していた。そのため、天導衆が現れることは解ってた。
一つ予想外だった事は、茂々・・・・上様が、将軍職を捨てたという事だ。
・・・・まぁ天導衆が良い手駒を捨てるわけがないので・・・・大丈夫だろう。
一橋派が、こそこそ動いているようだが・・・・・
しばらくは心配ないだろう。
銀時は随分大けがをしているようだったが、命に別条はないらしい。ひとまず、安心した。
私は、「万事屋銀ちゃん」の前に立ち、見上げた。
ここから始まったのだ。
そして、ここで終わらせたい。
私は玄関の戸に、手紙を挟んでおいた。
あらかじめ書いていたものだ。
そして私は、背を向け、去って行った。
まるで逃げる様にして・・・・・