第25章 ありがとう。って何か寂しくない?
『何が何でもってわけね・・・』
私一人でこの多勢はきつい。まぁ、何とかなりはするけど・・・・・
どうしようか悩んでいたが、その選択肢は全て消された。
神「無駄だよ、姉御。俺らは、姉御に選択肢なんて与えないからさ」
神威はそういって、ニコリと笑う。私の背中に一滴の汗が流れ落ちた。
『・・・・どういうこと?』
恐る恐る聞く。返された返事は、私の思考を止めた。
神「帰ってこないなら・・・・・地球に居る、姉御の大切な人たち・・・・・全員殺るからさ」
『!?』
神「本気だよ?何ならこの江戸・・・・・・いや、地球を潰すから」
神威はそのままの笑顔で続ける。
神「待ってるって言ったのに・・・・早く帰って来なかったからね。待ちくたびれたんだよね」