第23章 女の執念はおそろしい(一国傾城篇)
銀「・・・・・瑠維!!」
私はそこでハッとした。銀時は心配そうにこちらを覗いている。そして何故か、着替えているツッキーと信女が・・・・
月「どうした?顔色が優れないようだが・・・・・」
『いや・・・・大丈夫。それよりも行くのね?』
銀「ああ・・・・・」
姫様の開けてくれた牢から出ると、扉へと向かった。
銀時は何のためらいもなく歩き、扉を出た。
そこには眩しい位の月が出ていた。
扉の両脇にはトシと総悟が立っていた。
沖「旦那、処刑台は予約入れときやしたぜ。ちゃんと首つなげたまま戻ってきてくだせーよ。こっちの首飛ぶんで」
土「せいぜい処刑にふさわしい罪稼いでくるこった。ちなみに罪状は何だ」
トシの問いに銀時は気だるそうな顔でこう答えた。
銀「殿様の下のマゲもぎとった罪」