第23章 女の執念はおそろしい（一国傾城篇）

銀「・・・・何でお前が来るんだよ！？」

何でって言われても・・・・ねぇ・・・・
私は烏たちに連れられて、城内にある牢屋に入れられた。すると中には、銀時、新八君、神楽ちゃん、ツッキー、今井信女が居た。

『色々嗅ぎまわってたらこうなっちゃった』
銀「なっちゃった・・・・・じゃねーんだよ！！何してんの！？お前」
『銀時も一緒でしょ～。それに私は見廻り組局長に頼まれて色々してたんだから。・・・・・私だってこんな面倒事御免よ』
銀「はぁ？佐々木がお前に？」
『まぁ・・・・その様子だと、あの男もやられてるんでしょうけど？・・・・ねぇ今井さん？』

私は今井信女に向かってそう言う。しばらく黙っていたが、口を開いた。

信「・・・・信女でいい」
『え？そこ？』
信「確かにそう。でも異三郎は死んでない」
『・・・・そうでしょうね。あの男、死にそうにないもの』

私は笑うと、銀時を殴った。

銀「いきなりなんだよ！？」
『新八君や神楽ちゃんまで巻き込んで！！日輪さんに会わす顔がないじゃない！！』
月「・・・・・日輪と会ったのか？」
『おやツッキー。アナタもこのバカに巻き込まれたの？』
月「いや・・・・今回はわっちが巻きこんだも同然じゃ。それより日輪はなんと？」
『協力して、って言われちゃった・・・・断れないのよね～・・・・』

恥ずかしそうに頭を掻くと、バーカ、と言って銀時に頭をなでられた。なので、その頭を石壁にぐりぐりとこすりつけた。

銀「オイ！？そんなに嫌か！？」
『見廻り組は即刻解任でしょうね。・・・・となると後任は真選組ってところか・・・・・』
新「・・・やばいことになってきてません？」
『当り前でしょ？元からそのつもりよ』
神「さっすが瑠維アル！！かっこいい！」
『ありがと～！神楽ちゃん！！』

そんなこんなで夜は更けて行った。