第22章 今はnow、昔は・・・・・・昔?
土「いきなりそれ言うか?」
トシは、私の持ってきた果物にマヨネーズをかけようとするのでみぞおちを食らわせる。
『人の前で、そんな恐ろしい物食わんで下さい!!』
土「怪我人を殴るって・・・・・どーゆー頭してんだてめーは!?」
『そんなんじゃ死なんでしょォ!?そんなんより先に、生活習慣病にかかって死ぬわよ!?この味覚バカ!』
土「お前ェに言われたかねぇよ!この激クソ甘党が!」
『ニコチンマヨ野郎に言われたくない!!』
土「うっせー!マヨを侮辱すんな!」
『マヨネーズ庇った人なんて初めて見たわよ!』
といういがみ合いが続く。だがそれは、すぐに打ち解けた。
「まぁまぁ・・・そんなに喧嘩しないでくださいよ」
「そうっすよ!この人でしょ?他の隊士さんたちも言ってた土方さんの彼女さん」
「すっげぇ美人じゃないっすか!華奢だし女らしいし、本当に女隊士さんなんっすか?」
周りの患者さんたちが一斉に喋り出した。
私が軽くパニックに陥っていると・・・・・
土「面だけだ、女らしいのは。それ以外はほぼ男」
トシが平然と言うので、私は腕をつねった。
土「いってぇ!?」
『悪かったわね、男で』
土「このバカが!!」
トシはいつにもなく悪態を吐いてくる。私はそれに不信感を抱き、しつもんしてみた。
『なに?銀時とか鉄の事とかに、構ってばっかりだったから・・・・・・妬いてんの?』