第21章 人を利用するのって・・・・楽しいよね(バラガキ編)
銀「てめー瑠維!!はめやがったなコラァァァ!」
開けた瞬間手錠をされているにも関わらず、飛びかかってくるのでドアを閉めてやった。
銀「ぶっ!!」
予想通り、銀時はドアに顔面からブチ当たり、そのままズルズルと崩れて行った。
もう一度ドアを開ける。さすがに飛びかかってはこないが、恨めしそうにこっちを睨んでくる。
『・・・・あの白夜叉殿は一体どこに消えたんでしょうかね?』
銀「悪名高い舞鬼神様は俺の事を利用して何がしたかったんですかね?」
『え~・・・・だってさぁ、銀時が白夜叉って隠すのめんどくさくなったからさぁ・・・・もういいかな?って』
銀「お前適当だな!?自分以外の事はどうでもいいのか!?」
『うん、ぶっちゃけ真選組とか見廻り組とかどうでもよかった』
銀「あ~そうでしたぁ。お前子供の時からひねくれてたからなぁ」
『銀時は昔から、毛根も性格もひねくれまくってたよね?』
などと過去の事を交えながら睨みあう。
銀「つーか何で俺が捕まってんだよ!?俺捕まえんならこのクソアマもだろ!?なぁ鬼のマヨラー!?」
『はぁ?この腐れ外道が!!』
土「てめーらさっきからうるせぇ」
そう言ってトシは私の頭にげんこつを落とした。
私は痛くて悶える。
土「にしても意外だったなぁ白夜叉殿?」
銀「だからモトだよ元!!てめーら俺のおかげで助かったのに、恩を仇で返すつもりか」
土「どうにもくせー野郎とは思っていたが。まさかてめーが瑠維や桂どもと並ぶ伝説の攘夷志士だったとはな」
まったく話を聞かないトシに銀時はさらに食らいつく。
銀「だから元っつってんだろ!!今は善良な市民である所はてめーらご存知だろーが」
『え?それって誰?給料すらまともに払えない奴がどの口でそんなこと言ってんのかねぇ?』
銀「お前ェ、どっちの味方だよ!?何?古くからの新友の肩持たないの!?」
『新友?誰が誰と何友って言ったァ?』
とぼけた振りをすると銀時は青筋を浮かべる。
そして開き直るように言う。