第21章 人を利用するのって・・・・楽しいよね(バラガキ編)
銀「ああわかった!!じゃあ百歩譲って俺が元攘夷志士だったとしよう!!」
『譲んなくてもそうじゃない』
ぼそっと呟いたが、銀時は聞こえないふりをしてか、鉄の方を顎でしゃくる。
銀「だったらコイツ等も元攘夷浪士だろーが!!なァ鉄くん!!人の罪なんてたどっていたら全員罪人だよね?キリがないよね?パクんならコイツ等もパクれ!!」
ええ!?私も!?嫌だよそれは・・・・・
だが鉄は私と銀時と正反対のことを口にした。
鉄「その通りっス。責任をとらせてください。自分、切腹するっス」
『はァァァァァァ!?』
銀時よりも先に私は大声を出してしまった。
鉄「今回の件は全て自分の責任っス」
銀「いやちょっと待って。そーいう流れにしたいんじゃないんだけど!!」
『そーよ!!反論しなさいよ!そうしないと私までパクられるでしょぉがァァ!!』
銀時と私は思いっきり反論する。しかし、鉄は思いを変えない。
鉄「自分・・・・みんなに・・・・・副長に元攘夷浪士である事がしれるの恐くて・・・・・そのせいで・・・・・みんなにこんなに迷惑をかけて」
私と銀時はさすがに黙った。そこまで空気が読めないわけではないのだ。