第21章 人を利用するのって・・・・楽しいよね(バラガキ編)
『残念ね~。舞鬼神って言うのは確かに悪名高いわ。でもねェ・・・・私の正体を知っているのは私と共に戦った戦友だけ。そしてその戦友は、死んだかもしくは、現在でも危険視されているあの二人のみ。・・・・・つまり・・・・私が違うと言えば、白にも黒にも染まるというわけよ』
佐々木はこれには驚いたようだ。
『私の裏を取れるのはねェ・・・・・高杉晋助ぐらいのもんよ』
佐「どう足掻こうと、貴方には勝てそうにありませんね」
『応援してますね?佐々木異三郎殿?』
私はそのまま歩いていった。
大きく伸びをしながら。そして、鉄の背中を叩いた。
『大丈夫だった?・・・まぁ大丈夫よね』
鉄「け・・・・蹴り落とすこと無いでしょォォ!?」
『うるさいな・・・・こっちはアンタの兄貴の裏取る為に頭フル回転させたんだから』
鉄「だからって・・・・死ぬとこだった・・・・・」
『あんぐらいじゃ死なない。てか自分で脱出しなさいよね』
鉄「む・・・無理ですよ・・・・」
『無理ィィ!?銀時なんてねェ何回あんな状況に陥ったのかわかんないくらいバカやらかしてんのよ!?もう最後らへんは助けるのも止めたわ!!』
一人で奇襲作戦とか隠密じゃない隠密作戦とか・・・・
『結局そのしりぬぐいは私達がしてさァ!?で、懲りずに何度もするし!?おまけに晋助と喧嘩して!?一か月以上口きかない!?あー今考えるだけでもイライラするゥゥ!!』
私はそう言って、銀時の乗っているパトカーの後部座席を開けた。
『ねぇ?バカ夜叉殿?』