• テキストサイズ

苦しみの中の幸せ Part2  (銀魂 土方落ち)

第21章 人を利用するのって・・・・楽しいよね(バラガキ編)



するとトシは笑いだした。そして銀時に向かって刀を抜く。
銀時もトシも笑っていた。

私は鉄の近くに行き、下を見た。
下の階にはジミーと近藤さんが居た。二人は驚いているようだ。
私はそんな二人を無視し、ニヤリと笑った。
そして鉄に顔を近づけこう言った。

『少し怖い思いすると思うけど・・・・・我慢してね?』

私はそのまま前を見据える。
計画は・・・・・ほぼ完成だ。

土「悪ガキが、罪人見捨てたらシメーだろーが」

トシは煙草をふかしながらそう言う。
いつもなら悶えるくらいかっこいいが、今は無視だ。
脳内メモリーに保存しておこう。

土「それでも殺るってんなら、殺れよ。悪ガキ」
銀「だってよ最強の悪ガキ嬢ちゃん?」

銀時は私を見て、ニヤリと笑う。
私もニッと笑って見せる。そして・・・・・

『はいよ』

鉄を屋上から蹴り落とした。

周りは唖然としている。
トシはと言うと・・・・・

土「ホントに殺らせる奴があるかァァァァ!!」
銀「てめーが殺れっつったんだろーが!!てか俺じゃねェェェ!」

と銀時に斬りかかって行く。
だが二人の雰囲気は変わる。

私は下を見てみた。すると・・・・・

山「局長ォォォォォ、人質確保!!」

ジミーが必死で鉄に巻き付いた縄を持っていた。

そして近藤さんがバズーカを構える。

『は~い・・・・よくここまでこらえたもんね』

私は呑気な声を出す。だが、次は一気に声のトーンを落とした。

『もう我慢は必要ねェ!!大暴れしてやれェェェ!!天下の悪ガキ(バラガキ)ども!!』

その瞬間、銀時とトシの顔はおそろしく歪んだ。

・・・・・こっわ・・・・・
/ 310ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp