第17章 復習はお家でやりましょう
『・・・・副長・・・・・入ります』
私は一言声をかけ、ふすまを開けた。
中には近藤さんとトシが座っていた。
・・・・・・私が目覚めるまでずっとこうしていたのなら笑える。
土「瑠維、そこに座れ」
『はい』
私は並んで座っている二人の前に座った。
あ~あ~あ~・・・・・・・さようなら私の真選組人生・・・・こんにちわ~・・・・私の海賊人生・・・
近「とにかく、目覚めてよかった」
『・・・・ありがとうございます』
近藤さんは笑ってそう言ってくれるが、トシの眼は笑っていない。
近「ところで瑠維ちゃん。山崎から聞いたんだけどね・・・・うん・・・・」
『・・・・・・・・・』
土「お前、本当に舞鬼神なのか?」
トシが煙草に火をつけながら言う。私は今さら嘘をつく気などさらさらない。
『・・・・昔の話です』
近「・・・・・そうか・・・」
しばしの沈黙が続く。