第16章 喧嘩には仲裁が必要
土「オイ、万事屋ァ・・・何の真似だそりゃ」
低い声が一段と低くなり、瞳孔も更に開いている。
銀「ああ?慰めてんだよ。どこぞのニコチン野郎が、俺の大事な妹苛めるからよォ」
妹?誰が?・・・・私ィィィィィ!?
『いやァァァァァァ!こんな天パの妹なんて死んでもいやァァァァ!』
銀「少しは黙ってろ!!」
ぬお!?めっさキレられたよ?すっごい剣幕で睨まれたよ?
いや・・・・・睨みたいのこっちなんですけどォォォォ!?
土「妹だぁ?夢は寝てから見たらどうだ?」
銀「そっちこそ、瑠維が離れていかねぇなんて思ってんなよな?いつでもかっさらえるんだぜ?俺ァ」
オイオイオイ・・・・・修羅場ですか?三角関係ですか?どうでもいいから・・・・・めんどくさから・・・・今は魔王を止めるのが先じゃね?
土「ああ?ふざけんじゃねぇぞ」
銀「ふざけてんのはテメ―だろうが。瑠維の事だしに使いやがって・・・・・大概にしとけよ?」
土「そう思ってたのは最初だけだ。今は大切なウチの隊士だ」
あの~・・・・もういいですから・・・・・止めてくださいよ~。めっさメンチ切り合わないでよ。
銀「最初だけでもそう思ってたんだろ?なら一緒じゃねぇか。それによぉ・・・・隊士としてしか見てないんだろ?それって付き合ってるって言えんのか?」
ウグッ・・・・・ドスって心を抉られたよ。
土「お前ェには関係ねぇだろーが!瑠維!こっちに来い!」
無理無理無理!!すごい力です!無理です!潰れます!
・・・・・てかホント潰れる!!
『銀時!!潰れる!!力強すぎ!!』
銀「あ、ごめん」
なんとか放してもらいました。