第16章 喧嘩には仲裁が必要
銀「俺じゃないですよ~。俺を投げたのは瑠維ですよ~」
しらばっくれる様に銀時は私を指さす。
『アンタが私を怒らせるからでしょぉがァァァ!』
そう言って掴みかかると銀時が小声で、銀兄・・・・・と言ったので、しぶしぶ手を離した。
銀「いきなり投げることはないだろぉが!」
『死ねヨ~坂田~』
銀「お?とうとう頭が逝ったか?」
『逝ったか?ってどういうことよ!?僕は死にましぇん!あなたを殺すまではぁ!』
銀「名場面を変な風に言うな!武田さんに失礼でしょぉが!」
『黙れ天パ!』
銀「天パバカにすんなよコラァ?全国の天パの皆様に謝れ!」
『全国の天パの皆様、本当に申し訳ありませんでした・・・・』
銀「・・・・・ホントに謝ったよ・・・・」
『ブハハハハ!心を殺すなんざぁ、どうってことない!』
銀「最低だな・・・・お前・・・・」
お決まりの会話?をしていると、トシが不機嫌そうにこちらを見てくる。
銀時がそれに気付くと、ニヤリと笑い、私を羽交い絞めにした。
『・・・・・何してんですか?サカタサン』
銀「いや・・・・お前こそ何でカタカナなんだよ」
『ワタシノシツモンニコタエテクダサイ。サカタサン』
銀「読みにくいいだろ!?元に戻せ!」
『じゃあ放せよ、バカ田』
また二人でギャーギャー言い合っていると、トシがキレた。