第16章 喧嘩には仲裁が必要
体を温め直し、浴室から出ると、ご丁寧に着物が乾かされていた。・・・・そして下着も。
『変態が・・・』
下着を着、着物に袖を通ししっかり着付けると、風呂場から出た。
リビングに行くと、お妙さんと神楽ちゃんがソファに腰掛け、銀時は机の前にあるイスに腰掛けていた。
『あれ?お妙さん?どうしてここに・・・・』
妙「着物を乾かしに来たの。銀さんにやらせると危ないだろうと思って・・・」
『あ、じゃあ下着もお妙さんがしてくれたんですね?よかった~銀時じゃなくて・・・・乾いた下着見た瞬間鳥肌立ったし』
妙「そうよね。あんな天パが自分の下着乾かしたなんて考えると・・・・殺したくなるわよね?」
『ホントにその通りです~』
銀「黙れドSコンビ」
『黙れ半裸男』
銀「雨に降られたから着替えてただけだ!!なんで俺が変態扱いされてんだよ!!」
え?だって変態じゃない?
いや、変態以外の何者でもないよね?
新「それより瑠維さん。喧嘩したってどういうことですか?」
新八君が台所からホットミルクを持って出てきた。
『そのままの意味』
私は新八君からカップを受け取り、口をつけた。
新「いや・・・・どうして喧嘩したんですか?・・・普通帰って早々喧嘩とかしませんよね?」
『う~ん・・・ほとんど私が悪いんだけど・・・』
私はこれまでの経緯を説明した。