第15章 言い訳が上手い奴ほど、頭がいい
『っていうことで、銀時が私の事を助けてくれて、今私はここで生きてるってわけでした~おしまい』
嘘ですよ~本当は春雨の元・団長として動いてたんですよ~。でも、殺されかけましたよ~、やばかったですよ~
『これでも何か不満が御有りでしょうか!?』
強い口調でそう言った。すると、近藤さん達の石化が解けたようで、はっ、としたようになった。
近「あ・・・え~と・・・ケガは?」
『してますよ?肋骨が2本折れてて、脇腹に穴が開きました』
近「・・・・・」
あ・・・また石化した・・・。
『でも、大分治りましたし・・・まぁ・・・大丈夫ですよ?・・・・・・・・たぶん』
医者からは絶対安静って言われた・・・・
近「・・・傷は・・・・残る・・・のかな?」
『そりゃあ残りますよ』
私はサラッと答えた。傷の一つや二つ、増えてもそんなに変わらないしね。
近「・・・・・・」
『すいません、疲れたんで自室で休ませてもらっていいですか?』
もうここには居たくない。取り調べとか嫌いだ。
近「あ・・・うん。部屋に戻ってしっかり休んでね?」
『は~い、失礼しま~す』
私は間抜けな返事をし、取調室から出た。