第1章 まだ気がつかない
紫原side
紫原は寮の自室に戻ると
どかっとベットへとなだれ込む
しばらく、うむ伏せのまま動かない
(ムカつく…でも何がムカつくのか分かんない…だから…余計ムカつく…)
紫原は今まで味わったことの無い感情にドンドンと心が曇るのが分かる
昔にもあった
それは中学時代の話
赤司が買い出しに行ってた時だ
たまたま買い物に行っていたと偶然会ったらしく、その日は2人で一緒に見て回ったらしい
たまたま、自分のクラスメイトがそれを見て赤司とが付き合っているという噂が流れた
が否定し、すぐに誤解は解けたのだが、紫原はその日は一日すこぶる機嫌が悪かった
それだけじゃない。元々本が好きなは黒子とも仲が良く
黄瀬には1番優しいと懐かれ、青峰にはよくからかわれてちょっかいを出されてて、あの緑間ですらおはあさの占いで意気投合。
赤司に関しては何かとを気にかける
何かあったらすぐに話してくれるだったが、そのたんびに面白くなかった
「なんで…ちんが他の人といるのが嫌なんだろ…」
その呟きは、誰も居ない自室に響いた