• テキストサイズ

青春あやまち論2【黒子のバスケ】

第5章 尽くすだけ



いまだわからず、首を傾げる三人に私は説明を続けた。


「『キセキの世代』の黄瀬涼太は知っていますよね?」

「海常に行ったSFの子よね?確か…モデルもやってたかしら?」

「そう、そいつです。黄瀬がバスケを始めたのは中二の春からです。そして黄瀬がまだバスケを始める前までは別のSFが存在していて、彼が『キセキの世代』の一人に数えられていました。それが灰崎祥吾です。黄瀬は二代目なんですよ」

「へぇ…そんな奴がいたんだ。知らなかったな…」


私が説明すれば、コタちゃんが自分の中学時代の記憶を辿るように、視線を斜め上の方へ向けた。


「でもよ。今藍川、『また始めた』って言わなかったか?」


永ちゃんがまた首を傾げながら私を見る。


「途中退部したんだ」


私の代わりに征十郎が答えた。

/ 422ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp