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青春あやまち論2【黒子のバスケ】

第4章 ごめんね





福田総合の偵察へ行ったその日のうちに私は京都へ帰った。

その翌日は家に籠り、取ってきたデータを纏め上げる。

意外と時間かかるかと思っていたが、寝る間を惜しんでやれば、案外早く終わり、ゴールデンウィーク最終日くらいは部活へ出るか、と思った私は、眠たい目をこじ開けて学校へ向かった。


「(…四日も部活を空けてしまったから、まずは全員の身体チェックからやらないといけないわね)」


更衣室で部活用のパーカーに着替えながら、今日の段取りを考えていた。

征十郎には今日まで休むと伝えてあるが、別に行ったところで文句は言われないし、寧ろ早く帰ってきていたのならば部活へ来い、なんて言われるだろう。

着替え終わった私は、道具を取りに行くべく、部室へ向かった。


「ねーねー、赤司とカスミンって付き合ってんの?」


部室のドアをノックしようとした時に、中からコタちゃんの声が聞こえてきて、私は思わず手を止めた。

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