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青春あやまち論2【黒子のバスケ】

第4章 ごめんね



「灰崎の知り合い?あいつなら今日も来てないよ」

「今日、も…?」

「そ。入部はしたものの、なかなか練習には来ないんだ。上手いから何も文句は言えないんだけどな」


そっか…。まだサボってるんだ。


「そうですか。ご丁寧にありがとうございます」

「いや、いいよ」


その彼に一礼してその場を離れた。

来ていない、そうだとしても祥ちゃんがバスケをまた始めた。

その情報だけで今は十分だ。


「よし、今度こそ京都へ帰るか」


東京のお土産もついでに静岡のお土産も買った。

それにこれだけの情報を持って帰れば、皆喜ぶんだろう。

皆が喜べば、チームが強くなれば嬉しい。

私を必要としてくれればもっと嬉しい。

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