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青春あやまち論2【黒子のバスケ】

第4章 ごめんね





この二日間で回ったのは、主に誠凛高校、秀徳高校、桐皇学園高校、海常高校、の四校。

誠凛の比べ、他四校は偵察が多かったし、海常なんて黄瀬のファンでごった返していたので、それに混じればなんてことはなかった。

ただ、桐皇の偵察だけは細心の注意を払った。

なんせそこには征十郎でも警戒するさっちゃんがいる。

この私がバレるわけない、なんて高をくくっていればとんでもない目に遭うことは目に見えてわかっている。

そんな難所もクリアし、思った以上に情報の収穫もできた。


「さてと、京都へ帰るとしますか」


ゴールデンウィークは全部お休みを貰っているが、案外早く終わったし、他に関東で偵察しておきたい高校もチラッとだけ見たし、これだけ情報を集めれば十分だ。

あとはあちらに帰って分析を行うだけ。

それは新幹線の中でもできるし、用は済んだ。

と、私はここで気を抜いていたのかもしれない。


「…華澄?」


優ちゃんに見つかってしまった。

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