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青春あやまち論2【黒子のバスケ】

第4章 ごめんね




「結局、あなたは彼を利用しているだけじゃない…」


自分ひとりで彼らに立ち向かうことはできない。

それでも彼らに勝つためには、自分の立てる”光”が必要だった。

そして、ちょうど目ぼしい彼を見つけた。ただそれだけ。


「(他人の目は誤魔化せても、私の目は誤魔化せないのよ)」


そんな心構えで彼らを倒せるとでも思っているのだろうか。

倒してほしい。

でもあの時と同じ目をしたままのテツ君には倒されたくない。


「(…ああ、こんなことを思うなんて私らしくない。今日は何だか調子が狂うわね。もう次へ移動しようかしら)」


そう思ってその場から離れようとした時。

私は目を見張った。


先程見た時より、火神大我のジャンプ力が上がっていたのだ。

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