• テキストサイズ

青春あやまち論2【黒子のバスケ】

第20章 側にいたい




だが、私だって今回だけは譲れない。


『華澄が自分の前から去る…なんてこと赤司が望んでるとでも思うのか?』

「それは…」


望んでは…いないだろう。

自分でも言うのもアレだが、私はマネージャーとしての資質はある方だし、いなくなられては困る…かもしれない、多分…。


「でも、征十郎は何も言ってこないわ…征十郎もさっちゃんから聞いてるはずなのに…」


そう。

征十郎もまた、さっちゃんから私の決意を聞いているはずだ。

だが、何も言ってこない。

それはつまり反対していない…行ってもいいということではないのだろうか。

すると、修ちゃんは盛大なため息をついた。


『んじゃよぉ…華澄はどうしたいんだ。本当に赤司から離れたいのか?正直に言ってみろ』

「……」


修ちゃんの問いかけに私は黙り込む。

/ 422ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp