第19章 私の役目
「よし、黄瀬はほっといて今度はテツを交ぜてやろーぜ!」
「あ、青峰っち…?」
「ふん。何度やっても結果は同じなのだよ」
大ちゃんが言うと、真ちゃんが眼鏡のブリッジをクイッとあげながら答える。
「あ゛あ゛?やってみねーとわかんねーだろ。次こそテメェらをギャフンと言わせてやるよ。な?テツ」
「はい。ギャフンと言わせます」
「面白い。やってみるがいい」
「えー?まだやんのー?」
大ちゃんとテツ君が征十郎たちに向かって言うと、それを受けてたつように征十郎が口角をあげて笑う。
「なんか…懐かしいね…」
「ええ、そうね」
小さくさっちゃんと私は呟く。