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青春あやまち論2【黒子のバスケ】

第19章 私の役目




私は腕に抱えていた飲み物を落とし、その腕をあっくんの背中に回した。


「大丈夫よ。征十郎もわかってるわ。それに…あっくんは、もう一人じゃないでしょう?」

「うん…」


あやすようにして、あっくんの背中をポンポンと撫でた。

そして、私は一つ小さな深呼吸をする。


「…あっくん、ごめんなさい。あっくんのことは好きだけど…この好きは、あっくんの想う好きとは違うわ…それでも。こんな私を好きになってくれてありがとう…」

「うん…」

「もう戻りましょう?皆待ってるわ」

「そー…だね…」


そう言って私を離したあっくんの目は少しだけ赤くなっていた。

そのことに私は目を細め、あっくんの頭をそっと撫でた。

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