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青春あやまち論2【黒子のバスケ】

第19章 私の役目




それから優ちゃんには、色んな話をした。

WCでの出来事やこれからの私のこと…。


「…華澄…本当にそれでいいの?」

「ええ、もう決めたの」

「赤司君には?黙って行くつもりなの?」

「ええ」


これからの私…もう既に決めたことを話すと、優ちゃんは心配そうな表情を見せる。


「…私は…反対だなぁ…私が離れたくないってのもあるけど、華澄自身が本当は迷ってるんじゃないの?」

「……」

「赤司君もあの頃に戻ったんだよね?もうそんなことする必要なんてない…華澄は赤司君の側にいるべきだよ。今まで苦しんだ分、これから幸せになるべきだよ」


優ちゃんの言葉に私は俯く。

今まで苦しんだ分…。

だけど、苦しんだのは私だけじゃないし、私のせいで苦しんだ人の方が多いんだ。

これはその償い。


「優ちゃん、そう言ってくれてありがとう。でも…もう私は…」

「華澄…」


その先の言葉を濁した私を、優ちゃんは心配そうに見た。

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