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青春あやまち論2【黒子のバスケ】

第3章 似てるの



「最近よく北棟へ行っているようだな」


会話が一旦途切れたところで、征十郎が問いかけた。


「面白い人を見つけたの」

「お前が他人に興味を示すなんて珍しいな。どんな奴だ?」


少なからず私の話に興味を持った征十郎は再び問いかけてくる。


「黛さんっていう三年生の先輩よ。ついこの間まで同じバスケ部だったらしいわ」

「お前が興味を持つくらいだからどんな奴かと思えば、辞めた人間か。興味がない」


私の答えが期待外れだったことから、彼は私から視線を外して、残念そうな表情を見せる。




「それだけじゃないのよ。彼、似てるの…テツ君に」

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