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青春あやまち論2【黒子のバスケ】

第17章 もうやめて




その間にも火神はスティールでボールを奪い、征十郎との一対一に持ち込んだ。


「くらえ、赤司!!」


遅い。

ダンクを決め込もうとした火神の手には、もうボールはなかった。


「やめ…て……」


もうやめて。

そんな私の言葉も、もう彼には届かない。


「身分の違いを教えてやろう、この場にいる者すべてに」


征十郎は、ゾーンに入ってしまった。

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