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青春あやまち論2【黒子のバスケ】
第14章 できないわ
だけど…。
「そう…でもね?征十郎…」
零れ落ちる涙を拭い、目の前の彼に微笑みかけながら私は答えた。
「自分の保身のために黄瀬を見捨てるなんて…私には、できないわ」
「カスミン!」
洛山に、征十郎に背を向けて、私は走り出した。
「オイ!いーのかよ、赤司!!」
「放っておけ」
結局、こんな形で終わってしまった。
結局、彼を変えることはできなかった。
だけど…自分で出した答えに後悔はない。
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