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青春あやまち論2【黒子のバスケ】

第10章 どんな顔をするのかな



IHが終われば、次は秋の国体。

国体は基本、その都道府県内のいくつかの高校から優秀な選手を選抜して、各都道府県チームが結成される。

が、ここ京都では少し話が異なり、京都府代表チームは洛山高校そのものだ。

洛山以外に優秀な選手がいるとも思えないので、別に異論はない。

そして余談ではあるが、冬に行われる今年のWCは、IHの優勝校と準優勝校は特別枠。

予選なしで既に出場が決定している。


「お盆明けに国体予選でー、十月に国体本選でー、十二月にはWCかー。夏休みなんてあっという間に終わるんだろーね」

「コタちゃん。いつまでもここにいたら、征十郎に怒られちゃいますよ?」

「んー、赤司に怒られんのはまじで勘弁だから戻るわ」


夏休み。

そんなものが私たちバスケ部に存在するわけもなく、毎日練習に追われる日々だ。

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