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青春あやまち論2【黒子のバスケ】

第8章 我が儘か






二年生が修学旅行へ行ってしまい、校内も普段よりは静けさがある。


「レオ姉たちは今頃北海道ね…」

「せやな…先輩、お土産買うて来てくれはるんかいな。うちの部の二年生、性格キツイさかいな…」


教室では、私と成美ちゃんが遠い遠い空を見上げながら、そんなことを呟いていた。


「お土産ねぇ…興味ないわ」

「何でやねん!めっちゃ重要やん!北海道やで?有名なお菓子ぎょーさんあるやんけ!」

「そんなこと言われてもないんだから仕方ないじゃない。それより私は、皆がきちんとメニューをこなしてくれるかが心配だわ」


特に永ちゃん。

あの人なら、勝手にコタちゃんと一緒になって筋トレでもしてしまいそうで怖い。

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