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青春あやまち論2【黒子のバスケ】

第7章 良かった、って




「じゃ、この女の子はカスミンの友だち?」


コタちゃんが次に指さしたのは優ちゃんとの写真。


「はい。中学の時に一番仲の良かった子です」

「可愛い子ね。華澄ちゃんには負けるけど」


レオ姉は私に微笑みかけながら言う。

優ちゃんはミスコンにエントリーされるくらいだ。

十分に可愛い。


「帝光の女子がレベル高いってのは聞いたことあったけど、本当の話だったんだな。あの、何だっけ…藍川ともう一人のマネージャー…」

「桃井さつきですか?」

「そう、そいつ。そいつも美人だって騒がれてたよな」


永ちゃんは中学時代のことを思い出しながら言った。

確かに、今思えば帝光中は女子だけでなく男子もレベルが高かったように思う。


「…あら?この右側の彼、どこかで見たことあるわね…。どこだったかしら…」

「どいつ?…あ、俺もこいつ見たことある」

「俺も。どこだったかね?」


三人は残った一つの写真立てをまじまじと覗き込んだ。

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