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青春あやまち論2【黒子のバスケ】

第7章 良かった、って



そこには、キッチンで何かしら作るレオ姉。

テレビをつけてバラエティーを見てるコタちゃん。

本棚から月バスを取って読む永ちゃん。


「(…ここ、誰の家?)」


というより、寛いでていいと言ったのは私だけど…勉強会なんじゃ?


「……」


私が問いかけても、それは誰の耳にも入っていないようで、答えてはくれなかった。

私はため息をついて、寝室で着替え、再びリビングへと出た。


「着替え終わったのね?もうすぐできるから待っててちょうだい」

「…何ができるんですか?」

「何って…朝ごはんに決まってるじゃない。まだなんでしょ?」


レオ姉はリズムよくトントンと音をたてながら、私に微笑みかけた。


いや、危ないから手元見て。



「カスミン、見て見て。このコンビ面白いよー」

「勉強はしないんですか。永ちゃんも勝手に本棚を開けないでください」

「いいじゃねーか。今月の月バス買ってねーんだよ」

「そんなの知りませんよ」


私がいくら言っても聞かないので、またもや私は諦め、ソファーの上でテレビを見るコタちゃんの横に腰掛けた。

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