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青春あやまち論2【黒子のバスケ】

第6章 ありえませんよ






「華澄ちゃん!もう大丈夫なの!?」


部活の時間になり、私が体育館に顔を出すと、ストレッチを始めていたレオ姉が心配そうな顔をして、私の元へ駆け寄ってくる。


「ご心配をおかけしました。もう平気です」

「平気でも無理しちゃダメよ?」


レオ姉と話していると、少し遅れてコタちゃんと永ちゃんも体育館へ入ってくる。


「おう、藍川。もう大丈夫なのかよ」

「ビックリしたよ?顔面で受けるなんて思わなかったし」

「折角練習に付き合ってもらってたのに、すみません。もう大丈夫です」


私がいつものように微笑めば、三人は安心したように笑い返してくれた。


「でも残念です。レオ姉たちの試合も見たかったですし…」

「そんなの来年、いくらでも見せてあげるわ!」

「にしてもさー」


私が残念がっていると、レオ姉は優しい笑みを見せてくれる。

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