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青春あやまち論2【黒子のバスケ】

第6章 ありえませんよ



そんな中、試合は開始される。

私は練習の成果を発揮し、活躍こそはしないが、足を引っ張らない程度に貢献した。

更には、”高嶺の華”ともあろう私を狙ってくる人が対戦チームに誰一人いなかったこともあり、私は絶好調だ。


…と、油断していた時だった。



「っ」

「藍川さん?!」


向こうのアタッカーが打ち込んできたアタックを顔面で受けてしまった。


「え、嘘…ど、ど、ど、どうしよう!?”高嶺の華”に当てちゃった!!」

「藍川さん、しっかりして!」


周囲がざわつく音を聞きながら、私は意識を手放してしまった。

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