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青春あやまち論2【黒子のバスケ】

第6章 ありえませんよ






何のために下までジャージに着替えたのか。

これではまるで私がただ部活にやる気を出しただけでに見えるではないか。

心の中で舌打ちをしながら片づけをし、今日は残って練習をしようと、樋口先輩と一緒に道具を全て部室へ持って行った後、私は体育館へ戻ってきた。


「戻ってくると思っていたよ」

「…帰ったんじゃなかったの?」


何故か体育館にはまだ征十郎が残っていた。

制服に着替えているわけでもなく、練習着のままだということは、ずっとここにいたのだろう。


「今日はどうするんだ?」

「残って練習しようかしら」

「僕も付き合おう」


…今、何て言った?


「僕のマネージャーがあまりにも無様な姿を晒すのはいただけないからな」

「だからそれは誰のせいだと…」

「どうするんだ」


言い方は腹が立つが、私だってできることならば無様な姿は晒したくない。

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