第3章 花開く時
影山「(見ろ!見ろ!ブロックの位置は?ボールの位置は?スパイカーの位置は?次にどう動く?どこに飛ぶ・・・こいつのジャンプのてっぺんはどこだ?・・・・)」
そして動き出した影山さん
影山「(今!!この位置!!このタイミング!!この角度で!!!)」
シュッ!!バァーン!!
勢いよく繰り出された速攻・・・・
辛うじて僕の目にも写ったほどの速さ・・・・
そして・・・
その速さを生み出した日向さ・・・ん・・・!!!?
月島「!?」
影山「よしっ!!」
日向「!?」
静まり返る体育館に僕は手に持っていたノートをすべて落としてしまった・・・・
日向「手に・・・手に当たった~!!!」
月島「大げさだなぁ~」
レノン「いっ・・・今!!日向さん・・・目を・・・瞑ってました・・・・よ!!!?」
澤村「俺も・・・見ていた・・・完全に目を瞑っていた」
月島・影山・田中「「「はぁ!!!??」」」
動揺を隠せていない三人に
こちらの見学組みは言葉すら出ていなかった・・・・
月島「それって・・・どゆう・・・」
澤村「ジャンプする瞬間からスイングするまでの間日向は目を瞑っていた・・・・」