第3章 花開く時
菅原「(本当に先週までバレーを知らなかった子なのか?!いや・・・さっきからびっくりはしていた。
ずば抜けた状況判断に冷静な判断・・・コートの中で活躍できる選手なら相当の選手だ・・・未来を予測したような口振り・・・この一週間で情報を集める能力・・・本当に天才としか言えないほどだ・・・こっちが驚きを隠す暇がない)
そっか・・・桔梗が大丈夫って言うなら大丈夫だろうな・・・」
菅原さんは真剣な表情をして
再度コートを見ていた
僕も菅原さんの真剣な表情を見てから
同じようにコートを見ていた
日向「(よーし!トス来い!どこにでも来い!!!)」
山口「ツッキー!ナイッサー!!!」
影山「(サインとかまだねぇしな・・・とりあえず・・・)」
影山さんは左を軽く指差していた
すると日向さんが大きく頭を上下に振っていた
日向「(よーし!!そっち側にトスが上がるだな・・・)」
そして再開の笛が鳴ると
月島さんのサーブで日向さんの方向へ・・・
日向「(よし!吉田のおばちゃんのサーブよりは弱い!!)」
日向さんは的確にレシーブを捉えて返すと
一気に加速した
日向「(そしてこっちに飛ぶ・・・・)は?」