第3章 花開く時
日向「確かに・・・中学ときも今も俺・・・。飛んでも飛んでもブロックに止められてばっかで・・・バレーボールは高さが必要・・・いくら高く飛べても圧倒的な身長差は埋まんねぇ・・・だけど!あんな風になりたいって思っちゃたんだよ!だから!不利とか不向きとか関係ないんだ!」
レノン「!!!」
あぁなんでこの人はここまでまっすぐな人なんだろう
あのころの僕にもっと早くに君に出会っていたのなら
僕はもっと自由になれていたのかもしれない
僕はまっすぐと日向さんを見ていた
それを悲しそうに見ていたのは横にいた菅原さんだった
日向「この体で戦って!勝って!勝って!もっといっぱいコートに居たい!」
そして日向さんと影山さんの脳裏には中学時代のことが過ぎっていた
日向「嫌だ!」
影山「俺はまだ!」
日向・影山「コートに立っていたい!」
それぞれの思いが交差しそして絡み合った歯車は今動きだしたような気がしていた
月島「はぁ・・・だから、その方法がないでしょ・・・精神論じゃないんだって・・・気持ちで身長差が埋まんの?リベロになるなら話は別だけど」
影山さんの目には先ほどの日向さんのことが蘇っていたもちろん僕にも