第2章 卯の花月
でもなんでか僕の後ろを歩く田中さん
レノン「ってか昨日のアレ・・・絶対に皆にバレてますよ・・・特に菅原さんとか」
昨日のこととは
田中さんがあからさまに明日の朝練のことを言っていたから
あげくの果てにはものすごく分りやすく
体育館の鍵の管理を自分がするっと言ったからだ
菅原さんは気づいているようだったし
多分あそこに居た全員が分っただろう
田中「なっ!絶対に澤村さんには内緒だからな!!!ってもう影山たち来てんじゃねぇ~か」
レノン「なんで朝から喧嘩しいるんですか」
田中「俺に聞くな!」
レノン「お守りドンマイです」棒読み
田中「お前!昨日のことまだ根に持ってるだろう!!!」
僕は田中さんをシカトして
体育館で喧嘩している二人のところに急いだ
田中「やっぱ・・・きっついなぁ~5時はっ」
レノン「まったくです。僕強制参加ですし」
日向「田中さん!?っと桔梗さん!?」
レノン「なんでさん付けなんですか?普通に桔梗でいいですよ」
すると田中さんは僕の隣で大きなあくびをしていた
田中「7時前には切り上げろよ!」
本人はかっこいいって思っているのかな?
よく分らないけど
かぎで遊んでかっこつけていた