第1章 桜が咲く季節は出会いの季節
だった??
僕はその言葉に首を傾げる
澤村さんと視線が合うと優しく頭を撫でてくれた
僕の頭を撫でながら話しを続ける澤村さん
澤村「一度だけだが全国にも行った・・・でも今は良くて県ベスト8・・・特別弱くも強くもない・・・・他校からの呼び名は‘‘落ちた強豪飛べないカラス’’烏野が春高で全国でたときのことは良く覚えている・・・近所の高校のたまにそこらですれ違う高校生が東京のでっかい体育館で全国の猛者たちと戦っている・・・」
そして澤村さんは僕の頭から手をどかすと
ゆっくりと閉じていた目を開けた
澤村「鳥肌が立ったよ・・・」
日向「!!!」
澤村「もう一度!あそこへ行く!!!」
澤村さんのその言葉にあの時の僕は救われたような気がした・・・
ううん。多分あの時に感じていた
この先起きてしまうことを
僕の未来が彼らの勇姿によって変えられていくことを・・・・
日向「(小さな巨人と同じコートに行く!!)」
そんないい雰囲気を崩したのは
やはり彼だった・・・・
影山「全国出場・・・とりあえずの目標として掲げている高校なんていくらでもありますよ」
田中「ばっ!このやろう!!!」汗
僕はその言葉に苛立ちを持った
そして交わる僕と影山さんとの視線
僕は睨んだ
彼の言葉が正論ではあるだろうが
それを言葉にする必要はないだろうっと思ったからだ・・・
澤村「心配しなくても・・・ちゃんと本気だよ」
レノン「ふんっ!!!」ぷいっ
影山「んっ!!!(嫌われた!!!?)」
澤村「その為にはチーム一丸じゃなきゃいけないし・・・教頭にも目を付けられたくない訳だよ・・・」
澤村さんは影山さんと日向さんのほうに向かって歩き始めた
菅原さんと田中さんが僕のほうに逃げてきた
なにか悪いものでもみているかのようだ
生憎僕の身長だと澤村さんの表情を見るとこは出来ないから
声で怒っていることは理解できる