第1章 桜が咲く季節は出会いの季節
レノン「彼らに試練を与えてみてはどうでしょう?チームとして成り立たない。バレーのルールはよくは知りませんが大まかなことはわかります。繋ぐ競技なのに彼らではそれすら出来ないように見えます。あえて言わせていただきますとチームメイトの自覚が足りないような気がいたします・・・。それでは他の部員の方に迷惑かと考えられますし試合でも繋ぐとこが出来ずにチームとして力を存分に発揮することは不可能・・・一試合でも勝利は難しいでしょう・・・澤村さんはどうお考えですか??」
澤村「(すごい・・・・その一言しかでで来ない・・・協調性がないことは理解できるだろうけど・・・ルールも良く知らない子がここまで言えることがすごい・・・)うん。分ってる!そこは考えがあるから大丈夫!ありがとう!見学するだけなのに迷惑かけてその上にちゃんと見てくれて」
レノン「いえ・・・」
澤村「(理解力に優れていて尚且つ分析力を兼ね備えている・・・ただ頭がいい子って思っていたけれど・・・さすが漫画家だな)」
そうして澤村さんにサインを書く約束をして
皆のところに戻った
澤村「幸いにも特にお咎めなしだ!まぁ!桔梗の顔を立ててくれたお陰で謝罪もなし!」
菅原・田中「「はぁ・・・」」
レノン「ですが・・・何も見なかったことにして下さい」
菅原・田中「「ビック!!!」」
菅原さんと田中さんは体を強張らせそして影山さんと日向さんも同様に背筋を伸ばしていた
そして睨み合う影山さんと日向さん
澤村「だが・・・お前ら」
影山「お前がちゃんと取らないから下手くそ!」
またもや澤村さんの言葉を遮ってしまった影山さん
本当に懲りないですね・・・
影山さんは・・・
僕は澤村さんの横で今日何度目か分らないため息を吐いた・・・
影山「なにが去年とは違うだ!ふざけんな!期待して損した糞が!」
日向「一々一言余計だな!!」
澤村「なぁ!少し聞いて欲しいんだけどさっ!お前らがどうゆう動機で烏野に来たは知らない・・・けど・・・当然勝気で来てるんだろ?」
日向「はいっ!」
影山「もちろんです!」
澤村さんの言葉にきちんと返事をする二人・・・
澤村「烏野は数年前まで県内ではトップを争そえるチームだった」