第1章 桜が咲く季節は出会いの季節
僕は影山さんの顔を見る
近くで見ると本当に大きな身長だ
レノン「彼もきちんと努力をしていたのかもしれないのに決めつけはよくないと思いますよ影山さん。僕はバレーについてはよく知りません。この身長ですからまず無理でしょう・・・でもそれでも貴方が日向さんの努力を馬鹿にすることは出来ないんじゃないでしょうか?彼なりの努力があったかもしれない。」
影山「!!!こいつは三年間無駄にしいたよなもんで!!!」
僕は鋭く影山さんを睨む
影山「!!!」
そこにいた皆がその可愛らしい顔からは想像も出来ない
睨みに体を強張らせていた
レノン「貴方は彼と同じ中学でもないでしょう?なのにどうしてそれが無駄だったと思うのか聞いてもいいですか??」ニコ
影山「うぐぅ!!!」
レノン「彼を一日中見ていたっというのでしたら話しは違いますが・・・それだとストーカーですね?人の努力を馬鹿にすんなよ単細胞」
「「「「!!!!」」」」
最後の僕の言葉にそこにいたもの達は只ならぬ恐怖に包まれていたのだが・・・
澤村さんがその張り詰めた空気を崩した
澤村「お前らさ~もう敵同士じゃないって分ってる?バレーボールは繋いで・・・」
日向「勝負しろ!!!」
田中「おい!!!大地さん話の途中だろうが!!!」
影山「なんの勝負だ?」
日向「バレーの!決まってんだろ!?」
笑顔で固まっている澤村さんに僕は横目で視線を送り
そして彼らを見てため息を付いた
彼らは何かしらの決着をつけないと気がすまないようだ・・・
影山「一対一でどうやって勝負するんだ!」
日向「うっ!パッパスとか・・・」汗
影山「パスに勝ち負けがあんのか!」
田中「聞けやコラ!!!」