第29章 田中隊
恵土「そうしていれば…
鍛え上げていれば、目の前で失う事なんかにはっ…(震」
声をひきつらせて震えだす恵土に対し
太刀川「?;そういう意味で言ったんじゃ;」
思わず声をかける中
恵土「お前たちは死なせない…
死なせてたまるかっ!!;」
二人『!!』
ぎゅううう!!
恵土が感極まったように涙を浮かべながら叫び
終いには泣きながら、驚いて動けていない二人を強く抱き締める中
恵土「ぐすっ;ひっく;;」
太刀川「ちらっ)…」
風間「頷)…」
それに抵抗も出来ず、一時顔を互いに見合わせ
抱き返しながらも、その頭や肩を泣き止むまで撫でていた…
それから後
風間「しかし、勉学もまた学生においての本文であって
考える頭を鍛えるためのものなので。
あながち全否定は出来ないと思いますよ?;」
恵土「そうだな;
悪い;つい熱くなっちゃって^^;」
太刀川「俺たちのことを、そんなに大事に想ってくれてたなんてな^^
あ、もともと組んでた東さんのことは?」
恵土「?
あいつなら立ち回れる力があるから、心配はいらんだろ。
お前らに関しては一から教え込んだから
心配で心配で、どれだけ力を身に付けたとしても心配で;」
太刀川「ドラえもんかよ;」
風間「大丈夫ですよ。
あなたに護られてばかりじゃありません。
恵土先輩も、小さい時は
両親や村人たちに護られて生きてきたんでしょう?
それと同じです。
その中で、護ってくれた人たちよりも強くなり
護ろうとした。
その結果がどうであれ
そのために必死に努力したことに違いはないし
そのために過ごした時は変わらない。
そのおかげで、俺たちは護られたと同時に
心と共に、身体も助けられた。
命を護ってくれたおかげで、五体満足で生きている。
今、こうして戦い続けていられるのも、恵土先輩がいてこそです。
だから…
そんなに心配しなくていいんです」
恵土&太刀川『だあああああ;);;(滝涙』
風間「よ…;(汗&固」
恵土/太刀川
『風間あああああ!!!!/風間さんんんんん!!!!(ヒシィッ!!!!』
恵土「愛してるぞ風間あああ!!!;」
風間「落ち着いて下さい!!;」
太刀川「俺も愛してるううう!!;」
風間「!!??・・;」
こうして、田中隊の一日は終わった…;